ノウハウコレクターを自負するあなた。
ネットビジネス草創期から黎明期にかけて、この業界でもあなたと同じような、いわゆるノウハウコレクターという方々が現れました。
その多くは、こんな特徴をお持ちと言われています。
・完全主義がゆえ、中途半端な知識しか持たないうちは行動に移せない。
・依存欲が強すぎて、販売者や情報提供者に頼り切ってしまう。
・1つの事を継続する力に乏しく、楽して稼げそうな他の情報に目移りする。
なるほど、ボクもこの業界に10年以上籍を置いているので、このような方々が存在しているのは、十分に理解しています。
また、この手の方からご相談を受けることも、しばしばあります。
そして今、このページに辿りついたあなたも、上記3つの特徴の中のいずれかを、僅かながらでもお持ちではないでしょうか?
更に言えば、あなたは今の状況を打破し、何とかネットで稼げるようになりたいとお考えのことと予想します。
今日は、そんなあなたにボクの持論をお伝えしようと思います。
ノウハウコレクターだから稼げないワケではないという事実
結論から言えば、ノウハウコレクターだからといって、稼げないワケではありません。
というのも、ノウハウコレクターの定義とはなんなのか?
そこをまず考える必要があります。
ボクが考えるノウハウコレクターとは、知的欲求が強い人です。
その顕著な例は、学者とか研究者ですね。
その分野に関しての情報をとにかく欲する人。
実験に実験を重ね、新しい研究結果を世に放つ人。
このような方々は、称賛されることはあれど、まかり間違っても非難される人ではありません。
つまりあなたも、決して非難されることはありませんし、自暴自棄になることも無いんです。
ただ
「そりゃ、学者とか研究者は別だよ」
あなたはそう思うかも知れませんので、別の例を出しましょう。
ボクは、ネットビジネス業界において、ここ10年で1億円程度得ていますが、なんなら見ようによっては、ボクだってノウハウコレクターなんです。
最近ではあまり見かけなくなりましたが、新しいノウハウやツールが出れば、すぐに食い付きますし、SEOテクニックや新しいワードプレスのテーマなどに関して、欲しいと思ったら即買ってしまいます。(ほとんど衝動買いのレベルです)
そして仕入れた教材・ツール・WPテーマなど、その全てが期待どおりの活躍を見せてくれれば一番ですが、そんなに世の中は甘くありません。
実際には全体の9割以上がお蔵入り、という体たらくです。
それでも実際には稼げてはいるってことは、ノウハウコレクターだからといって、稼げないとワケでは無い、という証ではないでしょうか。
ノウハウを仕入れと考える(時は金なり)
ということで、あくまでボクの考えですが、ノウハウやツールは「仕入れ」として考えると良いと思います。
ノウハウ(教材)に関しては、提供者の経験による推移と結果、という知的財産です。
中には半年、1年、2年と実践を重ねたものもあったりします。
それだけ時間を掛けた情報を、お金を払うことで、ボクは一瞬で知ることが出来る。
また、それがアフィリエイト可能な案件であれば、紹介することで報酬を得ることも出来る。
これはまさに情報の仕入れですよね。
そしてこれはツールにしても然り。
ボクなんか、以前は大体「どーしようかなー」と迷った時点で、買うことは決まってました。
何と言うか「買うかどうか迷っている自分を楽しんでる」みたいな。
でも、それが時間の無駄と気付いてからは、一通りLPを読み、欲しいと思ったら即買いです。
やっぱり時間は有限ですからね。
ということで、ボクがノウハウコレクターだから稼げないワケでは無い、と考える理由は以上です。
とはいえ、ここまで読んだあなたは、きっとこう考えているでしょう。
「お前の考えより具体的な解決方法を教えてくれよ」
確かにこのテーマ、ボクの経験だけで片付けてしまうのは、ちょいと乱暴ですもんね。
では、冒頭で書いた3つ特徴のうち、いずれかに心当たりがあるあなたに向け、ボクが考える解決策を、1つずつ上げて行きましょう。
完全主義ノウハウコレクターの改善方法
まず、完全主義者のあなたにお伝えしたいこと。
それは、ビジネスには落としどころが必要だということです。
完全主義者の方に見られる傾向として、こんな例があります。
・ワードプレスをインストールしようと思ったところへ、データベースという言葉を知った。データベースって何なのか?どんな役割なのか?を調べることになり、結局わからずワードプレスのインストール自体を挫折。
・ツールで稼ぐ方法の為にツールを購入するも、ノウハウ通りに実践するのではなく、ツールがどこまで出来るのか?マニュアルに書かれていないところまで探求し、何の利益も生まず徒労のまま実践を終える。
・転売において「100%利益が出るか否かがわからない」為、ノウハウにある仕入れを躊躇しつづけ、結果何もしないままで挫折する。
いかにも完全主義者の方が、陥りやすそうな事案ですよね。
もしこれらの事案に、少しでも同感してしまうあなたは、恐らく完全主義者、あるいは完全主義者予備軍です。
そんなあなた、ちょっと下記状況のシミュレーションをしてみて下さい。
横浜にお住まいのあなたは、非常に重要な打ち合わせの為、明日10:00に都内豊洲本社に行かなければなりません。
また、コロナ禍の為、出来るだけ自動車での出勤を命じられています。
さあ、何時に自宅を出ますか?
完全主義のあなたは、前日から起床時間を決め、渋滞を考慮した経路を計画し、最悪の事態を招いたとしても、遅刻しない時間に自宅を出たいところです。
じゃあ、それって何時なのか?
首都高の渋滞を100%読める人はいませんし、かといって慎重になりすぎて、前泊するのは費用が掛かります。
つまり、どこかで落としどころを決めて、出発時間を決めるハズなんです。
結果、早すぎる到着もあるでしょうし、ギリギリの時もあると思います。
この「時間的あそび」を含めた計画こそ、完璧な計画と普段あなたは思っているでしょ?
「結果はわからないけど、このくらいなら大丈夫だろう」
完璧主義のあなたなら、この落としどころ感覚はわかるはず。
そしてこの感覚が、ネットビジネスでも大事な感覚なのです。
依存欲が強すぎるノウハウコレクターの改善方法
依存欲が強すぎて、販売者や情報提供者に頼ってしまいがちなあなた。
最近、ここを自覚する方が増えている傾向にあるんですが、これもちょっと誤解している方がいる気がします。
まず、アフィリエイターなどの情報提供者に、サポートを依頼すること自体は、決して間違いではないということ。
まして相手が「サポートします」と公言しているのであれば、サポートの活用は、あなたの当然の権利です。
只、これを責められる部分があるとしたら、おそらく下記2つの要素でしょう。
・マニュアルを読んでいない(読み込みが足りない)
・疑問点の説明不足
前者はマニュアルを1度しか読まない、あるいは途中までしか読まない中で、サポートを依頼してしまう、っていうケース。
ボクも未だによくいただくんですが、
「まだよく読んでいないのですが…」
「まだ途中までしか読んでいないのですが…」
みたいな感じですね。
この解決策は1つ。
マニュアルをよく読むこと。
これに尽きます。
1度通しで読んで、全体を掴むこと。
その後実践しながら、躓いた点が出てたら、何度もマニュアルを読み返し、それでもわからない点があった時、サポートを依頼するんです。
結局これが出来ないから、次項の「楽して稼げそうな他の情報に目移りする」に繋がってしまうんです。
また、この手の方々、恐らく自分で調べるより、聞いた方が早いと思っている傾向にあります。
これ、大きな誤解ですからね。
いや、確かにその1つの疑問だけなら、聞いた方が早いってケースも多々あるでしょう。
でもそれで(聞いて)疑問を解決してしまうと、ネットビジネスで非常に大事な「検索スキル」というものが成長しないんです。
結果、稼ぐまでの時間が長くなりますので、話が遅くなるってことです。
また、後者の疑問点の説明不足について。
「昨日は出来たんですが今日は出来ません。なぜでしょう?」
「思うように進みません。どうしたら良いですか?」
実際、このように質問とは思えないレベルの、サポート依頼が来たりします。
こちらも、出来るだけ早期解決ができるよう、お手伝いをしたいのですが、このようなご質問では、何もお答えできませんよね?
この手の方々の相手をし過ぎたのか、ちょっと前の情報販売者が、LPにこんなことを書いていました。
「私は超能力者ではないので抽象的なご質問には一切返信しません」
そりゃそうなんですが、もうちょっと相手の立場にもなりましょうよって感じです。
てことで、もしあなたにも、このような事案に心当たりがあるなら、気を付けるべきは下記1点だけ。
サポートを依頼する場合は、必ず詳細な状況説明を添えましょう。
PC環境やネット環境、キャプチャ含め、なぜそうなっているのかが相手に伝わりやすいよう、用意できるだけの資料を添えて、メールすることが大切です。
これが出来るようになれば、サポートを受けるのも怖くなくなりますよ。
継続力が無いノウハウコレクターの改善方法
最後に、楽して稼げそうな他の情報に目移りしてしまうあなた。
移り気なあなたは、過去影響力のある情報発信者に、「情報をシャットアウトしろ」とか「今すぐ他のメルマガを解除しろ」と言われたことがあるかもしれません。
もし、今でもそんなことを言う人間がいれば、ボクに教えて下さい。
あなたの代わりに、こう言ってやります。
「それがデキりゃあ苦労しねーよ」
とね。
これはダイエットのリバウンドと同じで、我慢をすればするほど、ストレスは溜まります。
つまり我慢を強いる施策というのは、功を奏することが少ないんです。
では、どうすればよそ見をせず、ひとつの事を継続出来るのか?
ボクが提案するのは、小さな目標と小さな行動からはじめることです。
例えば50を向かえたボクが、健康のために、ジョギングをはじめようとします。
でもボクなら、意気揚々といきなり「毎日10km走るぜ」という目標は立てません。
最終的にはそのくらいの距離は走りたいですが、その気持ちを抑え、もっと小さな目標を立て、行動します。
具体的には、草野球シーズンでは無い今、まずは20分程度のウォーキングをはじめ、体が慣れてきたら30分・40分と伸ばし、ジョギングに移行していくでしょう。
そう、目移りしがちな方の特徴として、はじめから高い目標を掲げてしまい、思いのほかその達成が厳しく、他に楽な方法ないかな?という思考に陥りやすいんです。
ブログアフィリエイトなら「毎日10記事書くぜ」とか、メルマガなら「1週間で1000リスト集めるために、無料レポートを5本書いてみせるぜ」みたいな感じですね。
確かに、新しいノウハウを手にすれば、気持ちが高揚し、ついつい高い目標を掲げたくなるものです。
但し、高い目標さえ立てれば偉いってことではありません。
ましてや現実的では無い目標を立てたとこで、百害あって一利なしです。
新しいことに取り組む場合は、少し頑張ることで手が届く目標と行動からはじめること。
そうすることで、目移りもしにくくなりますよ。
ノウハウコレクターを自覚するあなたへ
今日はボクの持論を含め、ノウハウコレクターにありがちな、3つの要素の対応策をお伝えしました。
ボクが伝えたかったこと。
それはあなたが、ノウハウコレクターを自覚していたとしても、それを悲観することはないということです。
但し、あなたが本気で稼ぎたいと考えていて、かつノウハウコレクターの3つの特徴に、心当たりがあるならば。
ぜひ、今日の記事後半の内容を、参考にしてくださいませ。
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