自他ともに認める、超面倒くさがり屋のみつおです。
どの位かと言えば、例えば、現場にいるときの話。
10年くらい前ですかね?
店舗オペレーション改善の為に、
インカム(トランシーバー)を導入しました。
お客様からのお問い合わせやご対応の時に、
スタッフが内線まで走らずとも、迅速に対応出来るようにです。
導入後、スタッフは張り切って、みんな使っていました。
しかし。
数か月ほど、黙って見てましたが、どうにもスタッフのスキルが
落ちてきている気がしてなりません。
インカムがあるから、今●●しなくても良いや。
みたいな発想があるように見えてならないのです。
今、顔を見合わせているうちに、聞いた方が良いのに。
インカムで確認する時点では、お客様をお待たせしてしまう可能性があるのに。
そういう予想が出来ない子が、間違いなく増え続けてました。
ボクも最初は使っていましたが、しばらくすると、
「インカムのボタンを押すのが面倒臭い」
と、感じるようになり、必要な用件は、
必ず事前に確認するよう、指導を強化しました。
このニュアンス、伝わるでしょうか?
面倒臭がり屋でも、指導はするんです。
何もしないでも、インカムのボタンを押して答えれば、
ひとまずお店は回ります。
でも、その時点でお客様をお待たせしてしまう可能性があります。
すると、お客様が不満に思ってしまう可能性が高まります。
となると、お客様のお店の利用頻度が低くなります。
結果、お店の売り上げが下がります。
当然、会社にはその改善策を求められます。
一度落ちたものを持ち上げるのは、とてつもない労力が掛ります。
これが面倒臭いんです。
インカムのボタンを押すのが面倒くさい、というのは、
この最終着地点を、感覚的に感じるからなんですね。
また、自動車を整備していれば、中間検査や完成検査など、
さまざまなチェック項目があります。
これはマニュアル化されていますので、基本的には
誰が作業を行っても、実践出来るものです。
しかし、それをしない子がいます。
面倒臭がって、適当に「かいつまんで」実践する子がいるんです。
ボクはそれを見つけると、烈火の如く叱ります。
人を叱るのは、これまた非常にエネルギーを使います。
ボクは面倒臭がり屋ですが、その手のチェックを欠かした事がありません。
欠かせば、もっと面倒なことになることを知っているからです。
こういう緊張感を持たない子は、失敗しても自分で責任をとる立場にありません。
だからいつまで立っても、同じ位置にいて、文句ばかり言うんです。
ボクは面倒臭がり屋です。
でも、「怠け者」とは少し違うことはご理解いただけるでしょう。
最悪の事態を想像し、それの手前で手を打つことには、抵抗を感じない、
とでも言いましょうか。
だって、最悪の事態になった時、それを復旧させるのって、
ちょーー面倒くさいんですもの^^;