アドセンス審査に関するコンテンツシリーズの2本目。
今日は、ボクのクライアントさまからいただくご質問の中でも、記事数と並んで多い、1記事当たりの文字数について、お話しします。
アドセンス審査に1記事当たりの理想的な文字数あるのか?
このテーマに関しても、まずは結論からお伝えします。
アドセンス審査に合格するための記事は、1記事当たりの文字数に定義はありません。
そのコンテンツを読む、ユーザーの問題を解決出来れば、何文字でも良いのです。
只、ボクがこう書くと、クライアントさまからは
- ●さんがメルマガで「理想は3000文字程度」と言ってたけど?
- 以前買った教材には「最低でも1000文字は必要」と書いてあったよ。
とまあ、こんなお返事をいただきます。
でも、ボクも伊達や酔狂で、この結論を言っているワケではありません。
「文字数には定義が無い」
ボクがそう考えるには、ちゃんと根拠があるんです。
LPから考察する問題解決のための文字数
我々の身近なもので例えてみましょう。
人が問題を解決したい時、真っ先に思いつくのは、該当するであろう商品(サービス)の購入です。
そんな時、今はインターネットで検索する人が多い時代。
- 最近疲れ気味だから、やずやの「にんにく卵黄」を買ってみようか考えている。
- 寝ても疲れがとれないから、「整体枕」を試してみたい。
- 無駄毛があると女子受けが悪いらしいから、「メンズ脱毛」に行ってみようかな?
こんな意図を持って検索すると、広告経由かサイト経由で、その商品の販売ページ(LP)に辿りつきます。
そこでユーザーが目にするLPの内容は、まさに「その人」をターゲットにしているもの。
したがって、ターゲットにとっては、多くは非常に内容が濃いコンテンツになっています。
「今、この商品(サービス)を購入すれば、自分にはこんなに素敵な未来が待っているんだ。」
ターゲットにそう感じてもらえる為に、全精力を捧げられて作られたLPですからね。
だからこそ。
そう、人をそんな気にさせるLP、悩みを解決するLPは、コンテンツが充実しているからこそ、必然的に文字数が多くなるんですよ。
つまり、コンテンツは文字数ありきではなく、あくまでもターゲット(ユーザー)目線で作らなければダメってことです。
購買経験値により必要なコンテンツの深みは異なる。
LPの例だけだと、
「じゃあ、アドセンス審査に合格するには、LPばりのコンテンツをいくつも作って、申請しないとダメなの?」
あなたに、そう思われる可能性がありますので続けましょう。
アドセンス審査合格に必要なコンテンツ、つまり人の悩みを解決するコンテンツのボリュームは、そのターゲット(ユーザー)により異なります。
そして、その差の多くは、ターゲットの購買経験値により決まるんです。
購買経験値とは、その人がその商品(同種の物を含む)を、これまでの人生で何回買ったことがあるか?という値。
この購買経験値、さっきの「整体枕」で説明します。
仮に、ボクが安眠に関心があり、整体枕に興味を持ったとしましょう。
でも、枕なんて自分では、ほぼ買った覚えがないし、且つそんな機能的に優れた枕なんて、一度も買ったことがありません。
それ故に、その枕の機能・性能・素材・競合類似商品などの知識を、ボクは欲するでしょう。
また、だからこそ、ボクと同じ経験値しか持たない人のために、メーカーは丁寧なLPを用意しているワケです。
でも、これがトイレットペーパーならどうでしょう?
トイレットペーパーのLPなんて、ボクは見たことがありませんし、恐らく存在しないでしょう。
なぜなら、ほとんどの人にとって、そんな情報は不要だからです。
例えば、ボクがトイレットペーパーに対して求めるのは、価格の安さとダブルだけ。
あとのミシン目だとか、芯があるか無いかなんてのはどうでもいいの。
だって、そんな情報を知ったところで、商品選択の決定には寄与しないんですから。
どうせケツ拭いて流すだけのもの。
ボクはこれまでの人生で、トイレットペーパーに求めるものは、このコスパとダブルだけと認識しています。
これは、トイレットペーパーの購入経験値から得た判断です。
枕とトイレットペーパー、それぞれに求める情報量の差。
それが購買経験値により、生まれた差なんですね。
どうすればユーザーの役に立つことができるのか?を考えよう。
今日のテーマは、アドセンス審査で合格する記事の理想的な文字数とは?というもの。
でも、ここまで説明してきたように、ターゲットにより、求める問題解決への情報に差がある以上、文字数に決まりや目安などは存在しないのです。
そして、この手の疑問を持つ人の多くが、アドセンス審査を
いかに早く
いかに楽に
いかに簡単に
通過できるかを、考えている節が見受けられます。
だから何文字必要かが気になっちゃう。外注さんに依頼するためにw
まあ、その気持ちもわかりますけどね。
でも本来は、その手前に
「私はどうすれば、ユーザーの役に立つことができるのか?」
という思考を入れなければなりません。
いくら文字数を稼いだところで、この肝心な思考が入っていないコンテンツは、いつまでも低品質なコンテンツの烙印を押されっぱなしだと思いますよ。
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